Home > 書籍レビュー > 書籍レビュー::被写体の明るさ(ルクス)と露出(EV値)を勉強しました

書籍レビュー::被写体の明るさ(ルクス)と露出(EV値)を勉強しました

ニコン デジタルメニュー100%活用ガイド読み進めていると、被写体の明るさと露出の関係について興味がわき、照度(ルクス)と露出値(EV値)を勉強しました。露出について少し理解した気分となりました。

 

露出値(EV値;EVはExposure Valueの略)は露出量のことを指します。露出は、被写体の明るさ、映像素子の感度(フィルムカメラの場合はフィルムの感度)、絞り値、シャッタースピードの4つの要素で決まります。

ISO100の映像素子の感度で、絞りF1、シャッタースピード1秒の場合が、EV0、ここから絞り値を1段あげるか(F1→F1.4)、シャッタースピードを1段早くすると(1秒→1/2秒)、EV1となります。

露出値は、絞り値(A)のコスト、シャッタースピード(S秒の逆数をT;シャッタースピードの分母)のコストをそれぞれ計算し、ISO感度ののりしろを減算することより計算することができます。

EV = log2A2 + log2T - log2( ISO / 100 )

   = 2 × log2A + log2T - log2( ISO / 100 )

絞りF8、シャッタースピード1/1000秒、ISO200の場合、EV値は、EV = 6 + 10 - 1 = 15、と計算できます。(注:シャッタースピードは2の倍数ですが、きりのよい数字に丸めて表示しています。1/1000秒の実際は1/1024秒であり、2の10乗分の1秒です。絞り値も2の平方根の倍数ですが、1.4、2、2.8、4、5.6、8のように丸めた数字で表示しています。)

EV値を同じ値にするには、絞り値とシャッタースピードは相反する要素となります。つまり、絞りのコストを増やすと、シャッタースピードのコストを減らす必要があります。

このコストのことを写真の世界では「段」と表現します。絞りをF5.6からF8に変えることを「1段絞る」、F5.6からF4に変えることを「1段開ける」と表現し、シャッタースピードを1/250秒から1/125秒を変えることを「1段落とす」、1/250秒から1/500秒に変えることを「1段上げる」と表現します。

 

EV値は、だいたい次のような値をとります。

  • 晴天:14~16(快晴(海/山/雪)、快晴、晴)
  • 曇り:11~13(明るい曇、薄曇/日陰、曇)
  • 夕方/明け方:8~10
  • 室内:5~9
  • 夜の室内:5~6


例えば、屋外で飛行機の写真を撮影するときに、シャッタースピード1/1000秒は譲れないのでシャッタースピードのコストは10と計算できます。撮影日の当日が快晴であれば残りのコストは5(=15-10)となるので、絞りはF8(ISO200の場合)で撮影OKとなります。しかしながら曇りの予報であればEVの残りは2(=12-10)となり、絞りF2.8(ISO200の場合)のレンズを用意するか、ISOを上げて撮影することを検討しなければなりません。

このようにEVを計算することにより、事前に充分な用意を行うことができます。

 

明るさ(L)と露出値(EV値)の関係は次式から計算することができます。

EV = log2( L / 2.5 )

事務所の場合、おおよそ300ルクスと言われていますので、EV値は 7 と計算できます。

事務所でF5.6、ISO200の撮影条件で撮影を計画すると、シャッタースピードは1/8秒(7 - 5 + 1からEVの残りは3)、とかなり低速で撮影することになります。このために三脚を用意するか、ISOを変更するか、手ブレ防止のレンズを用意するか、ストロボを用意するか、と被写体に合わせて検討が必要になります。

 

被写体の明るさと露出値の関係、露出と絞り値、シャッタースピード、ISO感度の組み合わせ、などが理解でき、今後の撮影が楽しくなりそうです。

 

ハワイ/ワイキキビーチのシェラトン・ワイキキ・ホテルのラナイから夜景を撮影しました。

040.jpg

 

Trackbacks:0

TrackBack URL for this entry
http://www.affiliatenet.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/691
Listed below are links to weblogs that reference
書籍レビュー::被写体の明るさ(ルクス)と露出(EV値)を勉強しました from アフィリエイトネット ブログ

Home > 書籍レビュー > 書籍レビュー::被写体の明るさ(ルクス)と露出(EV値)を勉強しました

Return to page top