- 2008年10月27日 08:29
- 雑記帳
航空機利用時の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ;Fuel Surcharge)は、航空機の燃料となるジェット燃油(原油)の価格に追随する(アジア地域ではシンガポール市場のケロシン価格を指標としている)、運賃とは別料金で上乗せして徴収される料金のことです。
昨今のジェット燃油の高騰により、運賃4万円に対して、燃油サーチャージの料金が3万円など、燃油サーチャージの負担が大きくなってきている。
国際線の場合では、航空運賃は二国間の協定で定められることが一般的なため、通常燃油サーチャージ料金については通常双方の航空会社間で調整した後、政府に対して申請、認可されるされる。このために燃油サーチャージは合理的な料金と思われているが、果たしてそうであろうか。
燃油サーチャージは次のような矛盾点を含んでいると思う。
- 燃油サーチャージは飛行距離に比例していない。
最新の航空機は一人の大人を100kmを輸送するのに必要な燃料は3リットル程度と言われている。
燃油サーチャージは路線ごとに設定されていなく、方面別に設定されているため、区間によっては負担が大きくなるのである。さらに搭乗率も加味されていないので、人気の高い路線の利用者にはさらに割高に感じると思う。
- 燃油サーチャージは大人も子どもも同じ。
座席を使用しない幼児を除き(幼児も座席を予約するとチャージされる)、大人も子どもも同じ料金が設定されています。
このためにハワイに親子4名で旅行する場合は、諸経費(空港使用料)を含めると、運賃とは別に20万円程度(2008年10月時点)の料金がかかり、その負担は非常に大きい。
- 燃油サーチャージは座席クラスに関係なく同じ。
ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスに関係なく、燃油サーチャージは同じであるため、運賃の安いエコノミークラスの利用者にとっては負担割合が大きいのである。
持ち込み可能な手荷物、対応する乗務員の比率、座席面積を考えると、応分の負担割合があっても構わないと思うが。
- 日本国内の国内線には燃油サーチャージは設定されていない。
国内線には燃油サーチャージは、徴収料金(距離にもよるが1000円程度)に比して徴収コストがかかるため(航空券の販売経路が多様で徴収機会がないのであろう)、設定されていないと考えられる。
国内線の年間旅客数が約1億人(国内航空会社の合計)、国内線と国際線の有償旅客キロ(飛行距離と旅客数の積数)はほぼ同じであることを考えると、国際線の利用者は必要以上の負担を強いられていると考えられる。
---
国内線時刻表はこちら。
- Newer: 静岡空港の2009年3月開港予定を最大4ヶ月延期
- Older: 東京スカイツリー::東京スカイツリーと五重の塔は同じ?