- 2008年10月13日 16:32
- リンクシェア
2008年10月1日、株式会社ディーエイチシー(DHC)とリンクシェア・ジャパン株式会社は、「最後のひと踏み」でなくても個人アフィリエイターに報酬を支払うサービスの試験運用を開始しました。
プレスリリースを引用すると、
「最後のひと踏み問題」とは、アフィリエイト・プログラムでは一般的に、商品購入者が購入前に最後に訪問したサイトの運営者にだけアフィリエイト報酬が支払われ、仮にその前にも他のアフィリエイトサイトを経由していても報酬対象にならないという基本的なルールに因るもので、一般消費者が個人アフィリエイト(個人ブログ)の書き込みで商品情報を収集し、そこで購入動機を持ったとしても、ポイントを得るために、同じアフィリエイトであるポイント還元系サイト経由で購入する(「最後のひと踏み」をする)という購買行動が今、増えているというものです。結果として、アフィリエイト全体における、個人アフィリエイターの報酬額シェアはここ1年で大きく減少しており、個人アフィリエイターのモチベーションが大きく低下し、活性化が失われる事態が危惧されています。
この最後のひと踏み問題を解決し、個人アフィリエイターのモチベーション維持のためにDHCと共同で新しいサービスを開始するそうです。
新しいサービスとは、アフィリエイト経由でのDHCの成果認識を、ポイント還元系法人アフィリエイト・リンクと個人アフィリエイト・リンクで切り分ける技術を開発し、消費者がポイント還元系法人サイトでDHC製品を購入した場合、その前に個人アフィリエイトサイトを経由しているかどうかをトレースでき、DHCが設定する期間以内に過去個人アフィリエイトサイトの記事が読まれていた場合は、個人アフィリエイターにも所定の報酬を追加で支払うようにするものです。
この記事を読んでいていくつかの疑問点が沸いてきた。
- 報酬が減っているのはポイント還元系サイトに加えて、個人アフィリエイトサイトのすそ野が増えてきたことも一因でないか。
- 複数の個人アフィリエイトサイトを参照し、ポイント還元系サイトで購入した場合、複数の個人アフィリエイトサイトに報酬を支払うことができるのか、もしくは、複数の個人アフィリエイトサイトを参照したとしても結果的に最後の個人アフィリエイトサイトを「最後のひと踏み」のサイトとして評価するのではないか。
- 個人アフィリエイトサイトに支払う報酬のコスト増はどこで吸収するのか。もしくはECサイトの持ち出しにするのか。
- データをトレースする技術は完全なのか。解析が複雑になるのではないか。
最後のひと踏み問題をもっと簡単に解決する方法として、「成果報酬」に加えて、「クリック報酬」の提供を提案したい。
商品レビュー記事が商品購買の動機付けになるのであれば、商品レビューを読んだ消費者がECサイトへのリンククリックについて報酬を支払えば良いのではないか。
報酬の目安としては、クリックの期待値をベースに考えればよいと思う。
例えば、平均購買金額が10000円、報酬率が3%、成約率が2%の場合、10000円×3%×2%=6円が、クリックあたりの報酬の期待値となる。
例示の場合、6円を支払う条件であれば、単純に考えてECサイトのコストは2倍(成果報酬とクリック報酬)となるので、クリック単価を2円~3円が妥当な線になると思う。
クリック数であればシステムの改修も少なくてすみ(短時間内の同一IPアドレスからのクリックをフィルターするなどの処理は必要と思うが)、アフィリエイターにとっても分かりやすい仕組みと考える。また、クリック単価の大小によってECサイトを選択する目安になると思う。
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